修理のご依頼 〜アイロンストーブバーナー〜

先日’flamme bieue no2’ のバーナーが動かないので修理をして欲しいとのご依頼を受けました。

何でもインターネットの検索でうちを見つけて連絡をくれたとのこと!!

そんな嬉しい話を聞いたら、もう頑張るしかない!!どんな仕事でも毎回頑張るのですが。笑

 

遠方だったので早速物を送ってもらい状態確認。

確認した所この上側の1つだけついている歯車のハンダが取れていました。そのせいでバーナーを回しても空回りするだけの状態でした。

flamme bleue、kronprinz、azureaなどヨーロッパのアイロンストーブはこんな作りなんですが、大体空回りしてしまう原因は同じ場所。

ちなみに反対側のバーナーは下の写真のように3ヶ所の歯車が直接付いています。(歯車の修理後の写真です)

今回壊れていた方は、1点に力が集中してしまうのでハンダが外れやすいんだと思います。

 

原因は分かったので錆を落として新たにはんだつけしていきます。

 

タンクとの接合部分はオイル漏れを防ぐために完全にはんだがのる必要があります。なのでペーパーヤスリも使いながらしっかりと錆を落としていきます。

 

接合部もしっかりとはんだ付けできました!

芯は新品の物と交換しました!もともと付いていた芯がオリジナルだったのでそちらは袋に入れて一緒に送りました!

No2は普通のアイロンストーブと違い12センチ幅の特殊な芯でなかなか出回っていません。しかし現在大量にストックがあるので、ストーブお持ちの方はもしもの為にポチっておくといいと思います!

この芯はかなりこしがあって、横を切ってサイズ調整をしてもほつれがほとんど無く使用可能です。まれにある芯幅11センチのストーブや、ちょっと隙間があって炎が暴走しやすいストーブなんかにもお勧めです。

 

少し話が脱線しましたが、今回の修理依頼はこんな感じで進めました。

最近はフリマサイトなんかでもヴィンテージのストーブを簡単に買えるようになってきました。その中でもやすい物はメンテナンス無しの物も見られます。

実際に届いてから使えないと分かる事もあると思います。自分では簡単に手が出せない部分もあると思うので、そんな時は気軽にご連絡下さい。